無料の学習プリントサイト10選:それぞれの特長と、目的に合わせた選び方

家庭で使える無料の学習プリントサイトは数多くあり、どれを使えばよいか迷われる方も多いのではないでしょうか。
私自身は、一つに決める必要はないと考えています。サイトごとに持ち味が異なるため、目的に応じて組み合わせると、それぞれの良さを生かせます。この記事では、広く利用されている9つのサイトと、きりんドリルを並べて整理します。
※各サイトの内容は、2026年10月時点で、それぞれのサイトに掲載されている情報をもとにしています。私が確認できた範囲での紹介ですので、最新の内容や利用条件は、各サイトでご確認ください。
サイトを選ぶときの6つの視点
- 教科と学年:必要な教科と学年がそろっているか
- 並び方:教科書の単元順か、テーマ別か
- 難易度:お子さんに合ったレベルを選べるか
- 保護者へのサポート:解答や、教え方の手がかりがあるか
- 続けやすさ:1枚の分量やデザインが、お子さんに合っているか
- ページの見やすさ:目的のプリントまで、迷わずたどり着けるか
10のサイトの一覧
| サイト | 対象 | 主な教科 | 特長 |
|---|---|---|---|
| ちびむすドリル | 幼児〜中学生 | 国語・算数・理科・社会・英語など | 教科と教材の種類が幅広い。学習ポスターも充実 |
| ぷりんときっず | 幼児〜低学年が中心 | 国語・算数など | 親しみやすいデザイン。時計やお金など生活に近い内容 |
| すきるまドリル | 幼児〜小6 | 算数・漢字・英語・ローマ字など | 単元別。テスト形式とドリルの2種類 |
| 学習プリント.com | 幼児〜中学生 | 国語・算数・英語・社会・理科・家庭科 | 単元別。白地図などの資料も豊富 |
| 算願 | 小1〜中3 | 算数・数学 | 問題数が非常に多い。解答つき |
| 計算プリント.com | 小1〜小6 | 算数 | 計算に特化。レベル別、100マス計算 |
| ジャッカ | 小1〜中学生 | 漢字・ひらがな・カタカナ・英単語など | 書き順つき。漢字検定の級にも対応 |
| スクールコンパス | 小1〜小6 | 国語・算数・社会・英語 | 解答つき。ページを開いてそのまま印刷できる |
| こどもプリント | 幼児〜小6 | 算数・国語・社会・英語など | そろばん、プログラミング、ナンプレも掲載 |
| きりんドリル | 幼児〜小6 | 国語・算数 | 単元ごとの4段階。全プリントに保護者用の解説 |
場面ごとの選び方
幅広い教科をそろえたいとき
ちびむすドリルと学習プリント.comは、理科、社会、英語まで扱っており、幼児から中学生まで利用できます。ごきょうだいの学年が離れているご家庭や、国語・算数以外の教科も探したいときに頼りになります。ちびむすドリルには、壁に貼って使える学習ポスターもそろっています。
きりんドリルは、国語と算数の2教科に絞っています。その分、算数は1〜6年の全107単元を、国語はひらがな・カタカナから漢字、読解、作文までを用意しました。国語と算数はきりんドリルで、理科や社会、英語は上の2つのサイトで、という使い分けもしやすいと思います。
幼児・低学年のお子さんが楽しく取り組めるものを探すとき
ぷりんときっずは、なぞり書き、点つなぎ、時計、お金の計算など、低学年向けの内容が中心です。親しみやすいデザインで、お子さんが自分から手に取りやすいのが魅力です。こどもプリントには、ナンプレやぬりえ、そろばんの問題もあり、遊びと学習の中間にあたる教材が見つかります。
文字を書く前の準備を順を追って進めたい場合は、きりんドリルの運筆プリントもお役に立てるかもしれません。「横の線」から「ますに書く」まで10のステップに分け、同じ形を太い道から点線へと少しずつ難しくしています。運筆100枚のほか、ぬりえ100枚、迷路50枚、ひらがな・カタカナ約260枚があり、ぬりえの絵はすべてオリジナルです。
お金の計算やそろばん、ナンプレ、にぎやかなイラストの教材をお探しであれば、ぷりんときっずやこどもプリントが合うでしょう。
計算や漢字を、数多く練習したいとき
同じ型の問題を繰り返し解きたいときは、算願が便利です。算数・数学に特化しており、問題数が非常に多いのが特長です。計算プリント.comも計算に絞ったサイトで、100マス計算も用意されています。
漢字は、書き順つきのプリントがそろうジャッカが広く使われています。漢字検定の級から探すこともできます。きりんドリルでも、小学校で学ぶ1,026字すべてについて、1字1枚のプリントを用意しました。書き順と意味、ますでの練習に続けて、言葉、例文、その字を使った文作りまでを1枚に収めています。検定の級に沿って進めたいときはジャッカ、書いた字を言葉や文の中で使うところまで練習したいときはきりんドリル、という選び方ができます。
算数については、きりんドリルは1つの単元の枚数に限りがありますので、量をこなす反復練習には算願や計算プリント.comのほうが適しています。同じ単元の中で、基本から文章題・応用へと段階的に進めたいときに、きりんドリルをお使いください。
文章を読む・書く練習をしたいとき
読解や作文のプリントは、スクールコンパスに用意されています。ちびむすドリルや学習プリント.comにも、国語のプリントがそろっています。
きりんドリルでは、読解を1〜6年で180枚、作文を140枚用意しました。いずれも、学校のノートやテストと同じ縦書きです。読解の文章は、昔話の再話と説明文を、すべて書き下ろしています。作文のプリントには、書く前の問いかけと組み立てメモを添え、解答には作文例と見るポイントを載せました。作文をどう見ればよいか迷われる保護者の方の、手がかりになればと考えています。
物語文は昔話が中心で、文章の種類はまだ多くありません。今後、少しずつ広げていく予定です。
テスト形式で力を確かめたいとき
すきるまドリルは、教科書の単元に合わせたプリントを掲載しており、算数はテスト形式とドリルの2種類が用意されています。単元のまとめとして、点数をつけて確かめたいときに使いやすいサイトです。
きりんドリルには、テスト形式のプリントはありません。ただ、「標準」が教科書の練習問題と同程度のレベルですので、単元の終わりに1枚解くと、理解の度合いを確かめる目安になります。結果に応じて、難しければ基礎へ戻り、余裕があれば発展や受験入口へ進むというように、同じ単元の中で次の1枚を選べます。
印刷の手間を減らしたいとき
スクールコンパスは、PDFをダウンロードせず、ページを開いてそのまま印刷できます。すべてのプリントに解答がつき、保護者向けのつまずき解決ガイドも掲載されています。手軽さを重視される方に向いています。
きりんドリルは、用紙のサイズ(A4またはレター)に合わせて調整したPDFを、1クリックでダウンロードできます。印刷のときに拡大・縮小を設定する必要がなく、そのまま印刷するだけです。海外にお住まいで、レターサイズの用紙をお使いの場合にも、端が切れる心配がありません。会員登録は不要で、解答と保護者用の解説も、すべてのプリントに添えています。
ダウンロードしたPDFは、紙に印刷せずに使うこともできます。タブレットのメモアプリなどに取り込めば、画面の上で直接書き込んで取り組めます。プリンターが手元にないときや、外出先で学習したいときにも便利です。
利用条件について
サイトによって、利用できる範囲が異なります。算願とジャッカは、家庭での利用は無料で、塾や学校での配布は有料とされています。こどもプリントは、個人、学校、各施設で無料で利用できると案内されています。きりんドリルは、ご家庭のほか、学校や学習塾での印刷と配布も、利用規約の範囲で無料としています。
ご家庭以外で使われる場合は、各サイトの利用条件をあらかじめご確認ください。
広告とページの見やすさについて
無料のプリントサイトの多くは、広告の収入によって運営されています。無料で教材を提供し続けるための大切な仕組みですが、利用する側から見ると、広告の数や位置によっては、目的のプリントが探しにくく感じられることがあります。
よく耳にするのは、次のような声です。
- 広告が多く、プリントの一覧までたどり着くのに時間がかかる
- 広告の中の「ダウンロード」というボタンを、プリントのボタンと間違えて押してしまった
- スマートフォンで見ると、画面の大半が広告で占められてしまう
広告の入り方はサイトやページによって異なり、同じサイトでも時期によって変わります。そのため、ここでは特定のサイト名は挙げません。実際にいくつかのサイトを開いてみて、探しやすいと感じるところを選ぶのがよいでしょう。
広告の多いページを利用するときは、次の点を意識すると安心です。
- プリントのボタンは、問題の画像やタイトルのすぐ近くにあることがほとんどです。ページの上部や途中に突然現れる「ダウンロード」「開始」などのボタンは、広告の可能性があります
- 押した後に、アプリのインストールや会員登録、支払い情報の入力を求められた場合は、プリントとは関係のない広告です。画面を閉じてください
- お子さんが一人で操作する場合は、保護者の方がプリントを開くところまで手伝うと安心です
きりんドリルは、2026年10月時点で広告を掲載していません。プリントの見本のすぐそばに、問題と解答のボタンをまとめ、目的のプリントまで少ない操作でたどり着けるようにしています。
ただし、きりんドリルも無料で運営を続けていくために、今後、広告を掲載する予定です。その際は、広告に「広告」と明記し、プリントのボタンと紛らわしくならない配置にします。見づらいと感じられた場合は、お問い合わせからお知らせいただければ幸いです。
きりんドリルが大切にしていること
きりんドリルは、補習校の現役講師が作っている、国語と算数のプリントサイトです。レベル別のプリントや解答つきのプリントは、ほかのサイトにもあります。その中で、きりんドリルが特に大切にしているのは、次の4点です。
1. 単元ごとの4段階
算数は1〜6年のすべての単元に、基礎・標準・発展・受験入口の4段階を設けています。国語も、読解などは同じ4段階です(漢字や作文、幼児向けのプリントなど、段階の数が異なる単元もあります)。
| 段階 | 目安 |
|---|---|
| 基礎 | 教科書の例題レベル |
| 標準 | 教科書の練習問題レベル |
| 発展 | 文章題・応用 |
| 受験入口 | 中学受験の入口に触れる |
同じ単元の中で、易しい問題から少しずつ難しくしていけますので、お子さんの理解に合わせて進めやすくなります。つまずいたときは一つ下の段へ、余裕があるときは一つ上の段へと、単元を変えずに調整できます。
2. すべてのプリントに保護者用の解説
解答に加えて、保護者用の解説を添えています。内容は、その問題でつまずきやすい点と、声かけの例です。
答えが合っているかどうかは、解答があれば確認できます。難しいのは、間違えたときにどう声をかけるかではないでしょうか。「どこで間違えやすいか」「どのように尋ねればよいか」を書いていますので、丸つけの後の声かけにお役立てください。
3. 教科書の単元と順番を基準に
単元の名称と順番は、海外の日本人学校・補習校などで配布されている教科書を基準にしています。算数は東京書籍、国語は光村図書の教科書です(きりんドリルは、各出版社とは関係のない独立したサイトです)。学校や補習校で学習中の単元を、そのまま探していただけます。
4. 海外のご家庭での使いやすさ
すべてのプリントで、A4に加えてレターサイズのPDFを用意しています。白黒印刷でも見やすいように作りました。日本の教材が手に入りにくい海外のご家庭にも、お使いいただけるサイトを目指しています。
ほかのサイトをおすすめしたい場面
きりんドリルでは十分にお応えできない場面もあります。次のような場合は、ほかのサイトのご利用をおすすめします。
- 国語・算数以外の教科:理科、社会、英語、ローマ字のプリントは扱っていません。ちびむすドリルや学習プリント.comなどが充実しています
- 中学生向けの教材:算願や学習プリント.comなどをご利用ください
- 同じ型の問題を大量に解きたいとき:計算の反復には、算願や計算プリント.comが適しています
また、きりんドリルは2026年10月に公開したばかりのサイトです。教材は、これから少しずつ増やしていきます。
目的別の早見表
| 目的 | 利用しやすいサイト |
|---|---|
| 理科・社会・英語も探したい | ちびむすドリル、学習プリント.com |
| 幼児・低学年が楽しく取り組みたい | ぷりんときっず、こどもプリント |
| 字を書く前の練習を、順を追って進めたい | きりんドリル |
| 計算を繰り返し練習したい | 算願、計算プリント.com |
| 漢字検定の級に合わせて練習したい | ジャッカ |
| 漢字を、言葉や文作りまで練習したい | きりんドリル |
| 読解・作文を縦書きで練習したい | きりんドリル |
| 単元のまとめにテスト形式で確かめたい | すきるまドリル |
| ダウンロードせずに、すぐ印刷したい | スクールコンパス |
| 同じ単元を段階的に練習したい | きりんドリル |
| 教え方や声かけの手がかりがほしい | きりんドリル、スクールコンパス |
| レターサイズで印刷したい | きりんドリル |
組み合わせて使う例
3年生で「わり算」を学習している週であれば、次のような組み合わせが考えられます。
- 平日は、きりんドリルの基礎と標準で、段階を踏んで練習する
- 計算の速さを高めたいときは、算願や計算プリント.comで同じ型の問題を繰り返す
- 週末に、すきるまドリルのテスト形式のプリントで、理解を確かめる
サイトを増やしすぎると、何に取り組んだのかが把握しにくくなります。普段使うのは、2〜3つ程度に絞るとよいでしょう。
選ぶときに気をつけたいこと
- お子さんに1枚試してもらう:デザインや文字の大きさの好みは、お子さんによって異なります。いくつかのサイトから1枚ずつ印刷して、取り組みやすいものを選んでみてください
- 利用条件を確認する:家庭での利用は無料でも、塾や学校での配布は有料というサイトもあります
まとめ
- 無料のプリントサイトは、一つに絞らず、目的に応じて使い分ける
- 教科の幅、低学年向けの楽しさ、問題の量、テスト形式など、サイトごとに持ち味が異なる
- 広告の入り方はサイトによって異なる。実際に開いて、探しやすいところを選ぶ
- きりんドリルは、単元ごとの4段階と、すべてのプリントの保護者用解説を大切にしている
- 国語・算数以外の教科や、大量の反復練習は、ほかのサイトと組み合わせる
どのサイトも、家庭学習を支えたいという思いで作られています。ここで紹介したような、それぞれのサイトの特徴を活かしてご家庭での学習を充実させてくださいね!きりんドリルのプリントは、単元一覧からお選びいただけます。