【小学生の家庭学習】勉強はどこから始める?レベルの選び方

きりんドリルのプリントは、算数のすべての単元と国語の読解などが、基礎・標準・発展・受験入口の4段階に分かれています(漢字や作文など、段階の数が異なる単元もあります)。「どこから始めればよいか」「いつ次の段へ進めばよいか」というご質問をいただくことがありますので、この記事で選び方の目安をまとめます。
4つの段階の違い
| 段階 | 目安 | このようなときに |
|---|---|---|
| 基礎 | 教科書の例題レベル | 習ったばかりのとき、自信が持てないとき |
| 標準 | 教科書の練習問題レベル | 学校のテストに備えるとき |
| 発展 | 文章題・応用 | 標準が楽に解けるとき |
| 受験入口 | 中学受験の入口に触れる | さらに考える問題に取り組みたいとき |
すべての段階に取り組む必要はありません。お子さんの目的に合うところまでで十分です。学校の内容を確実に身につけることが目的であれば、基礎と標準が中心になります。
まずは「基礎」を1枚
どの学年、どの単元でも、最初の1枚は基礎から始めることをおすすめします。得意な単元でも同じです。基礎が楽に解ければ、翌日から標準に進めばよく、かかるのは1日分だけです。反対に、難しい段から始めてつまずくと、その単元そのものに苦手意識を持ってしまうことがあります。
進む・とどまる・戻るの目安
1枚を解き終えたら、正答率とかかった時間の2つを見てみます。
| 様子 | 判断 |
|---|---|
| 9割以上合っていて、すらすら解けた | 次の段へ進む |
| 7〜8割合っている、または時間がかかった | 同じ段をもう1枚 |
| 半分程度しか合わない | 一つ下の段へ戻る |
| 基礎でも半分程度 | 前の単元・前の学年へ戻る |
正解していても、指を使って数えていたり、1問ごとに長く考え込んでいたりするときは、まだ慣れていないサインと考えられます。同じ段をもう1枚解き、速さがついてから次へ進むとよいでしょう。
「戻る」ことは、後退ではありません
戻ることを、お子さんも保護者の方も、後ろ向きに捉えてしまいがちです。けれども算数は、前に習ったことの上に次の内容が積み重なっていく教科です。土台が不安定なまま先へ進むよりも、一度戻って固めたほうが、結果として早く進めます。
たとえば4年生の「わり算の筆算」でつまずく場合、3年生の「わり算」や2年生の九九に原因があることが少なくありません。前の学年のプリントを数枚解くだけで、すんなり進めるようになることがあります。戻るときは、「簡単なものから始めて、勢いをつけよう」と声をかけてみてください。
発展・受験入口の使い方
発展と受験入口は、標準が楽に解けるお子さんに向けた段です。次の点を意識していただくと、取り組みやすくなります。
- 時間をかけてよい:すぐに解けなくて当然です。10分考えて分からなければ、解説を一緒に読んでみてください
- 全部解けなくてよい:1枚のうち半分解ければ十分です
- 毎日は取り組まない:週に1〜2枚、時間に余裕のある日に取り組みます
中学受験を考えていないご家庭でも、考える問題が好きなお子さんには、よい刺激になります。難しすぎると感じられたら、無理に続けず、標準に戻っていただいて構いません。
単元によってレベルを変える
同じお子さんでも、計算は得意で図形は苦手というように、単元によって合う段は異なります。「うちの子は標準」と決めてしまわず、単元ごとに基礎から確かめていただくのがよいと思います。
国語も同様です。漢字は順調に進められるが、読解は基礎から、という進め方で差し支えありません。
1つの単元の進め方(例)
| 日 | 内容 |
|---|---|
| 1〜2日目 | 基礎を1枚ずつ |
| 3〜4日目 | 標準を1枚ずつ |
| 5日目 | 間違えた問題の解き直し |
| 余裕があれば | 発展を1枚 |
学校でその単元を学習している間にここまで終えていれば、テストの準備としては十分です。
まとめ
- 最初の1枚は、どの単元も基礎から
- 9割以上で次へ、7〜8割ならもう1枚、半分程度なら戻る
- 正答率だけでなく、かかった時間にも目を向ける
- 発展・受験入口は、週に1〜2枚、時間をかけて取り組む
4段階の考え方は、プリントの上手な使い方でもご紹介しています。プリントは単元一覧からお選びいただけます。